第7回留学生ホームカミングデイ 学長挨拶
第7回留学生ホームカミングデイ 学長挨拶
Message from the President - HCD2010
平成22年 10月30日
神戸大学百年記念館 六甲ホール
第7回留学生ホームカミングデイ 学長挨拶
○第7回留学生ホームカミングデイを迎えて
卒業留学生のみなさん、在学中の留学生のみなさん、ご家族のみなさん、地域の皆さん、また大学の関係者のみなさん、神戸大学へようこそいらっしゃいました。
本日第7回留学生ホームカミングデイが盛大に開催されますこと、神戸大学長として大変嬉しく思っています。
留学生ホームカミングデイは、「人・知・環流」を理念に留学生ネットワークの構築を目指し、大学のホームカミングデイよりいち早く2002年より始まりました。今年で七回目を迎える本会は、年を重ねるにつれ、ますます充実され、かつ意欲的に取り組まれてきたことは大いに喜ばしいことと思います。
留学生ホームカミングデイは、本学と留学生とのつながりをより深めるとともに、大学の国際的知的人材のネットワークをより強くすることで、大学の国際性を豊かにしていくうえで大きく貢献しているものと確信しております。このような事業が留学生と大学関係者、さらに多くの地域の皆様方に支えられてきたことに、感謝を表する次第です。
○神戸大学の海外拠点づくり
ご存知のように本学は、世界に通用する大学を目指し、「ビジョン2015」の実現に向けて、優れた教育や研究、社会貢献、大学経営に力を注いでいます。とりわけ国際性豊かな知の生命体としての神戸大学、国際都市神戸に相応しい大学として発展を目指しています。その意味において海外ネットワークの構築と海外拠点づくりは、本学にとって欠かせないもので、2008年1月の北京事務所開設に続き、今年の9月にはEUの本拠地であるベルギーに神戸大学ブリュッセルオフィスを開所しました。
それとともに留学生センターを中心に展開してきました神戸大学の海外同窓会組織の整備は、大変重要な意味をもっています。昨年のタイ神戸大学同窓会発足に続き、今年はマレーシア神戸大学同窓会が7番目の海外ネットワークとして誕生しました。また長年同窓会活動をしてきたシンガポール神戸大学同窓会が加わり、卒業生と大学とのつながりがますます拡大・強化していくものと確信しております。このように着実に海外ネットワークが拡大されることは、学長として大変心強く思う次第であります。今日はマレーシア神戸大学同窓会のロン会長、またシンガポール神戸大学同窓会の石川会長の報告をお聞きし、まさに大学のパートナーとして同窓会の役割がますます大きくなってきていることを実感しております。
○神戸大学グローバル・リンク事業
ここで一つお知らせがあります。神戸大学グローバル・リンク事業というのがあり、その一環として来年1月23日から25日にかけて、神戸大学グローバル・リンク・フォーラム in バンコクが開催される予定であります。この事業は本学の研究教育を海外で直接発信し、大学のブランド力を高める目的で行うもので、まさに神戸大学が世界を舞台に羽ばたいていく意味ある事業であります。このような事業は卒業留学生の皆さんの協力なくしては成しえないものであります。来年のフォーラムの開催に向けて、卒業留学生のみなさんがご尽力下さっているということを聞いております。
○結びに
最後になりますが、本日のホームカミングデイは、楽しいイベントもたくさん行われると聞いております。今日のKUワールドフェスタは、世界につながる7つの海をバックに、ここ、百年記念館のプラットフォームを舞台にして繰り広げられますが、まさに世界を舞台に活躍する留学生のみなさんの近い将来の姿を想像させるものです。どうかここに参加されましたみなさんが、国籍や専門を超え、学籍でつながる絆をもう一度確認し合い、素晴らしい思い出を創り出す一日になること、また留学生諸君の今後のご活躍を心より祈念し、私のあいさつといたします。
ありがとうございました。
神戸大学長 福田秀樹
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2010/12/09